「株式会社イムノロック」への追加投資を実行
大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社(以下「OUVC」)(本社:大阪府吹田市、代表取締役社長:魚谷晃)を無限責任組合員とするOUVC2号投資事業有限責任組合(以下「OUVC2号ファンド」)は、株式会社イムノロック(以下「イムノロック」)(本社:神戸市中央区、代表取締役CEO:白川利朗)に対し、7月18日付で83.5百万円の投資を実行しました。本件は2023年7月、2024年4月に続き、3回目の投資実行になります。
ビフィズス菌の特性を利用したWT1経口がんワクチンによる臨床試験を実施
イムノロックは、神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科の白川利朗教授が手掛けてきた研究成果を基に、2021年に設立されたビフィズス菌を利用した経口ワクチンを開発するベンチャー企業です。
2024年4月の前回投資以降、進行性尿路上皮がん患者を対象に、主要ながん抗原であるWT1タンパク質を発現させた経口がんワクチン(治験薬:B440)単剤による医師主導治験を実施し、第1相臨床試験にて良好な安全性/忍容性を確認するとともに、WT1特異的な細胞性免疫の誘導が確認されました。
今回の投資資金によりICI併用の臨床開発を推進
イムノロックは今回調達した資金を活用して、 希少疾病である悪性胸膜中皮腫の手術不能な患者を対象としたB440と既存の免疫チェックポイント阻害剤との併用試験(第1/2相臨床試験)を計画しており、早期の臨床PoC(Proof of Concept)取得に向け更なる開発を進めていきます。OUVCでは引き続き世界初のWT1経口がんワクチン実用化に向け今後のパイプライン開発などの支援を実施してまいります。
イムノロックのリリースは以下からご覧ください。
https://immunorock.com/news/zV9i6K06
イムノロックの概要
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