阪大発ベンチャー「ペリオセラピア株式会社」へ投資を実行
大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社(以下「OUVC」)(本社:大阪府吹田市、代表取締役社長:神保敏明)を無限責任組合員とするOUVC1号投資事業有限責任組合(以下「OUVC1号ファンド」)は、ペリオセラピア株式会社(以下「ペリオセラピア」)(本社:大阪府豊中市、代表取締役社長:谷山義明)に対し、4月5日付で220百万円の追加投資を実行しました。
大阪大学谷山准教授の研究成果を事業化
ペリオセラピアは大阪大学医学部臨床遺伝子治療学講座寄附講座准教授であった谷山氏が2017年10月に設立した創薬ベンチャーです。細胞外マトリックスタンパク質であるペリオスチンを創薬ターゲットとし、非臨床試験から早期臨床試験までを担い、医薬品の早期承認を目指しています。
ペリオセラピアは「TNBC(トリプルネガティブ乳がん)」にペリオスチンが関与していることに着目し、TNBCを第一適応症とする抗ペリオスチン抗体の研究開発を進めています。TNBCは乳がん全体の15%を占めており、5年生存率が5割以下という悪性度の高さから、治療薬の開発が望まれています。
今回の投資資金によりTNBC向け抗ペリオスチン抗体の治療薬を開発
OUVC1号ファンドは、ペリオセラピアに対し2017年12月13日付で70百万円の初期投資を実行しました。その後、抗ペリオスチン抗体を用いた動物実験を行った結果、有効性があることを確認できたことからペリオセラピアへの追加投資を決定しました。 ペリオセラピアは今回の投資で調達した資金をもとに、TNBC向け抗ペリオスチン抗体の治療薬開発を進めていきます。
・ペリオセラピアの概要
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