OUVC Invested in JiMED Inc.
「株式会社JiMED」への追加投資を実行
大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社(以下「OUVC」)(本社:大阪府吹田市、代表取締役社長:魚谷晃)を無限責任組合員とするOUVC2号投資事業有限責任組合(以下「OUVC2号ファンド」)は、株式会社JiMED(以下「JiMED」)(本社:大阪府吹田市、代表取締役社長:中村仁)に対し、5月20日付で80百万円の追加投資を実行しました。
ALS患者向けワイヤレス植込型BCI医療機器の開発を推進
JiMEDは、大阪大学大学院医学研究科の平田雅之教授らが長年にわたり研究を進めてきた、ワイヤレス植込型BCI(以下、「wiBCI」) (※)医療機器の社会実装を担う大阪大学発の医療機器ベンチャーとして、2020年3月に設立されました。
同社が開発するwiBCI医療機器は、患者の脳波を検出・解析することにより、身体を動かすことなく外部機器の操作を可能にするものです。これにより、意思疎通が極めて困難となる、いわゆる「閉じ込め状態」に至るALS(筋萎縮性側索硬化症)患者に対して、意思伝達支援や運動補助の実現を目指しており、QOL(生活の質)の向上が期待されています。さらに、高精度な頭蓋内脳波データの利活用を通じて、脳機能の解明や創薬研究などへの貢献も期待されています。
今回の投資資金により重篤なALS患者向けの治験(臨床試験)準備を進める
このたび、重篤なALS患者の意思伝達を支援するwiBCI医療機器について、PMDA(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)より治験届が受理され、2026年の治験開始に向けて大きく前進しました。OUVCは、本治験の実施を支援するため、JiMEDへの追加投資を決定しました。
同社は今後、本治験の実施に向けた準備を進めるとともに、wiBCI医療機器の用途拡大や上市に向け、国内外のパートナー企業との連携強化を図り、事業基盤の構築に取り組んでいく方針です。OUVCとしても、革新的な植込型医療機器であるBCIシステムの実用化とJiMEDのさらなる事業成長を後押しするため、今後とも継続的に支援してまいります。
※BCI…Brain-Computer Interface(ブレイン・コンピュータ・インターフェイス)の略で、脳波情報を活用して、コンピュータや外部機器を直接操作するデバイス
JiMEDの概要
| 会社設立 | 2020年3月 |
| 事業内容 | ワイヤレス植込型BCI医療機器の研究開発・販売 |
| 所在地 | 大阪府吹田市山田丘2-8 |
| 代表取締役社長 | 中村 仁 |
| URL | https://www.jimed.jp |
OUVC2号ファンドの概要
| ファンド名称 | OUVC2号投資事業有限責任組合(OUVC2号ファンド) |
| ファンド規模 | 106.5億円 |
| 運用期間 | 2021年1月1日~2032年12月31日(最大3年の延長可) |
| 投資対象 | 大阪大学並びに他の国立大学の研究成果を活用したベンチャー企業 |
| 有限責任組合員 | 大阪大学、国内金融機関・事業会社 |
| 無限責任組合員 | 大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社 |