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OUVC invested in Aipore Co., Ltd.

Written by ouvc_official | 2023.7.31

「アイポア株式会社」への追加投資を実行

 大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社(以下「OUVC」)(本社:大阪府吹田市、代表取締役社長:清水速水)を無限責任組合員とするOUVC1号投資事業有限責任組合(以下「OUVC1号ファンド」)は、アイポア株式会社(以下「アイポア」)(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:直野典彦)に対し、7月31日付で200百万円の追加投資を実行しました。OUVC1号ファンドはアイポアに対して2018年11月に150百万円、2020年7月に200百万円の投資を実行しており、今回が3回目の投資実行となります。

 

大阪大学産業科学研究所 谷口教授および鷲尾教授の研究成果を事業化

 アイポアは、ImPACTプログラム(内閣府主導の革新的研究開発推進プログラム)において、大阪大学が中心となって開発した「ナノポアによる1粒子識別技術」を活用して感染症検査の医療応用を目指すベンチャー企業です。アイポアの粒子識別AI技術は、大阪大学産業科学研究所の谷口教授によるナノ粒子計測の研究成果と、同研究所鷲尾教授によるAI識別技術の研究成果を組み合わせることにより生まれました。
アイポアが提供するアイポア微粒子分析ソリューションは、様々なウイルスや細菌の識別、さらには各種タンパクの迅速・高感度検出が可能であり、幅広い用途の検査に利用できるプラットフォームです。

 

今回の投資資金にPOCT向け検査製品の開発を加速

 アイポアは今回調達した資金を活用して、現在開発中のアイポアプラットフォームを利用したPOCT(ポイント・オブ・ケア・テスティング)向け検査製品の開発を加速するとともに、検査製品のバリエーションを増加していきます。これにより、様々な疾患の検査・治療のフローを改善することで、患者の救命や予後の改善の実現が可能となります。OUVCでは創業時より取締役の派遣を行い伴走しております。同社の事業促進に向け、引き続きハンズオン支援をしてまいります。

 

 

アイポアの概要