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「リバスキュラーバイオ株式会社」への投資を実行しました

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リバスキュラーバイオ株式会社への投資を実行

 大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社(代表取締役社長:清水速水、以下「OUVC」))を無限責任組合員とするOUVC2号投資事業有限責任組合(以下「OUVC2号ファンド」)は、リバスキュラーバイオ株式会社(代表取締役社長:大森一生、以下「リバスキュラーバイオ」)に対し、11月10日付で220百万円の投資を実行しました。

 

大阪大学 高倉教授の研究成果を社会実装化

 リバスキュラーバイオは、大阪大学微生物病研究所の髙倉伸幸教授の研究により発見された血管内皮幹細胞を利用し、血管の細胞治療薬の研究および開発を行うスタートアップ企業です。現在、難治性皮膚潰瘍、血友病を対象とした細胞治療薬の開発に取り組んでいます。

 多くの組織・臓器には特有の幹細胞が存在し、それぞれの組織や臓器の健全な維持や成長に不可欠な役割を担うことが知られていますが,血管においてこのような幹細胞が存在するかどうかは長らく不明でした。髙倉教授らは血管の内腔に存在する血管内皮細胞のなかに、CD157を発現する他と異なる細胞が存在し,この細胞が血管特有の幹細胞である血管内皮幹細胞として血管の再生および恒常性の維持に貢献していることを明らかにしました。

 血管内皮幹細胞を活用することで血管の障害を原因として生じるさまざまな疾患に対する新たな治療法の開発が期待できます。マウスモデル実験において血管内皮幹細胞による血管再生、虚血改善、血友病の治癒といった有効性が確認できたため、大阪大学の学内グラントである起業プロジェクト育成グラントを活用しヒト血管内皮幹細胞の単離法の開発、機能解析等を進め、医師である大森一生氏をCEOに迎え、2022年10月にリバスキュラーバイオを創業しました。創業後はOUVC Launch Supportグラント資金を活用して更に開発を進めた結果、ヒト血管内皮幹細胞の疾患モデルでの有効性確認、培養法の確立、細胞シートの作成に成功し、新たな血管治療法実現に向けて今回の投資実行に至りました。


今回の投資資金により、細胞製品の製造開発を進める

 リバスキュラーバイオは今回調達した資金をもとに、難治性皮膚潰瘍の細胞治療薬の実現に向け、血管内皮幹細胞増幅法の細胞培養加工施設への技術移転を進めます。血管内皮幹細胞の持つ血管新生の機能により、治療薬の無い血流障害を伴う難治性皮膚潰瘍の治療薬開発の実現を目指します。また血管内皮幹細胞による血友病の根治的な治療薬開発も継続して推進していきます。大きな社会課題の解決に繋がる技術開発でありOUVCは継続して支援を行ってまいります。

 

リバスキュラーバイオの概要

会社設立 2022年9月
事業内容 血管内皮幹細胞を利用した細胞治療薬の研究および開発
所在地 大阪府吹田市山田丘2-8
代表取締役 大森 一生
お問合せ先 info@revascularbio.com

 

OUVC2号ファンドの概要

ファンド名称 OUVC2号投資事業有限責任組合(OUVC2号ファンド)
ファンド規模 106.5億円
運用期間 2021年1月1日~2032年12月31日(最大3年の延長可)
投資対象 大阪大学並びに他の国立大学の研究成果を活用したベンチャー企業
有限責任組合員 大阪大学、国内金融機関・事業会社
無限責任組合員 大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社