大阪大学ベンチャーキャピタル | NEWS

インキュベーションプログラム【OUVC Launch Support】の開始

作成者: ouvc_official|2022.9.2

~活動資金とハンズオン支援を通じた大学発スタートアップの成長支援~ 

 

大阪大学ベンチャーキャピタル(本社:大阪府吹田市、代表取締役社長:清水速水 以下、OUVC)は、国立大学の研究成果を活用しているスタートアップを対象としたインキュベーションプログラム「OUVC Launch Support(以下、OLS)」を開始しました。

経済産業省が2022年に実施した「大学発ベンチャーの実態等に関する調査」によりますと、2021年度における大学発ベンチャー数は3,306社となり、近年は顕著に増加傾向を辿っています。一方で、同調査におけるアンケート結果では最大出資者が創業者・取締役・従業員以外である割合は約2割に留まり、VCを含む外部から資金調達しているスタートアップは少数である実態を示しています。
OUVCは、国立大学の研究成果を社会実装することをミッションとしたベンチャーキャピタルであり、これまでも起業前から支援して大学発スタートアップを創生してきましたが、一方で技術PoC(Proof of Concept)の獲得や事業戦略の立案に向けた資金・時間の不足により投資に至れないこともありました。
OLSは、こうした課題の解決に向けて開始するプログラムであり、OUVCより原則として500万円以下の活動資金の提供とキャピタリストによるハンズオン支援を通じて、起業前・直後のスタートアップの成長を促すことを目的としています。

【OLSの概要】

  • 対象企業(チーム)の要件
    • 創業後の国立大学発スタートアップもしくは国立大学の研究成果を活用し創業を目指すチームであること。
      (当該スタートアップにおける事業領域で一定の社会人経験(研究経験も含みます。)を有する起業家やチームが望ましい。)
    • VCや事業会社からの資金調達を受けていないこと。
    • 国立大学の研究成果を活用することが前提の事業であること。

  • 応募~選考手続き
    • 2022年12月末日まで随時受け付けます。
    • 2022年度は最大5チーム程度を採択予定です。
    • 書類審査及び必要に応じて面談(オンラインも含みます)を実施し、面接審査に進むチームには別途ご連絡をします。
    • 面接審査では、最大30分のプレゼンを予定しており、その後Q&Aを行います。
      審査員にはOUVCキャピタリストに加え、外部審査員を含みます。

  • ハンズオンの概要
    • ハンズオンの期間は原則として6ヶ月以内で、事業上のニーズがある場合には、最大1年間を予定しています。
    • ハンズオンの内容として現段階で想定しているものは以下になります。
      1. 定期的な面談:担当キャピタリストと月1回以上のディスカッション
      2. 勉強会・交流会:キャピタリストや各種専門家による勉強会の開催やネットワーキングイベントの開催
      3. 採用支援:OUVCによる採用支援や人材紹介

  • 活動資金の詳細
    • 金額は原則として500万円以下とし、事業内容や資金使途に合理的な理由がある場合には最大1,000万円まで検討可能です。
    • 書類審査の段階では支給希望額及び資金使途を記載頂いた上で、書類審査及び面接審査の過程で事業上のニーズを協議し、最終的な支給額を決定します。
    • 採択後、OUVCと業務委託契約を締結のうえ、6ヶ月後を期限とする事業化報告を行った後に業務委託費として支給をします。一部の資金の先払いが必要な場合には柔軟に対応しますのでご相談ください。
    • 創業前のチームは支給までに法人設立をお願いします。

  • 応募方法
    • OLSへの応募を希望される方は、下記の連絡先までご連絡ください。
      担当者より応募要項・申請書類についてご連絡させて頂きます。

      大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社
      Email : info@ouvc.co.jp
      (メールの件名には、「【OLS応募】+御社名(チーム名)」のご記載をお願いします。)