「株式会社コトバデザイン」への追加投資を実行しました
「株式会社コトバデザイン」への追加投資を実行
大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社(以下「OUVC」)(本社:大阪府吹田市、代表取締役社長:清水速水)を無限責任組合員とするOUVC1号投資事業有限責任組合(以下「OUVC1号ファンド」)は、株式会社コトバデザイン(以下「コトバデザイン」)(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:古谷利昭)に対し、1月29日付で100百万円の追加投資を実行しました。
OUVC1号ファンドはコトバデザインに対して2018年11月に126百万円の投資を実行しており、今回は2回目の投資実行となります。
大阪大学の研究成果を活用し、対話プラットフォームを開発
コトバデザインは、大阪大学大学院情報科学研究科・荒瀬准教授の自然言語処理技術を活用し、オープン志向で実用的な対話プラットフォームの開発に取り組む大阪大学発のベンチャー企業です。荒瀬教授の自然言語処理技術は、現在普及しているタスク指向型エンジンには備わっていない対話破綻検出や興味推定などの特徴を有しているため、本技術を活用する事で人との自然な対話や雑談を実現することが可能になります。
現在普及しているスマートスピーカーは、ユーザーの一回の質問や要求に対して、特定の回答をするタスク指向型(命令実行型)の対話システムを搭載しています。コトバデザインのシステムは従来のシステムとは異なり、雑談をするような感覚で対話を行い、複数回の会話や雑談のなかでユーザーの意図を理解し、柔軟に返答を行う事が可能です。実際の使用場面としては、接客場面での現場支援(研修支援)や商業施設での案内サービスなどの導入を想定し、開発を進めています。
今回の投資資金により、サービス拡大に向けた開発を加速
コトバデザインでは、2018年11月のOUVCからの初回投資の資金を活用して対話エンジンの開発を行ったことで、複数の企業との連携が進みました。特に住友商事の連結子会社であるSCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 社長執行役員 最高執行責任者 谷原徹)とは、2020年10月にスマートシティ分野での共創のため連携し、第三者割当増資による資金調達を実施しています。
同社では、今回の追加投資の資金により、対話エンジンの更なる研究開発を進め、サービス拡大に努めていく計画です。なお、OUVCからは取締役を派遣する事により、ハンズオンで支援を実施してまいります。
コトバデザインの概要
会社設立 | 2017年8月 |
事業内容 | 雑談指向型対話システム及びコンテンツの企画、開発、販売、運用 |
所在地 | 東京都渋谷区渋谷1-8-7 第27SYビル5階 |
代表取締役社長 | 古谷 利昭 |
URL | https://cotobadesign.com/ |
本件に係る同社リリース | https://cotobadesign.com/news/2021-01-29-third-party-allocation-of-shares/ |