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マイキャン・テクノロジーズ株式会社が、ウイルス研究用細胞「iMylc(アイミルク)細胞」の販売を開始しました

作成者: ouvc_official|2019.12.26

 

 OUVC1号ファンドの投資先であるマイキャン・テクノロジーズ株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役CEO:宮﨑和雄)が、免疫系細胞の一種である骨髄系樹状細胞をiPS細胞から作製した「iMylc(アイミルク)細胞」の販売を開始しました。この細胞は感染症や免疫系疾患の研究で広く用いることができます。

 従来、デングウイルスなどの感染・発症メカニズムの研究では、サル由来の細胞など「ヒト以外」の細胞が主として用いられてきましたが、必ずしもヒト細胞における感染機序を正確に再現できない等の課題がありました。
 今般、iPS細胞からあらゆる分化段階の血球系細胞を大量培養できるという同社独自の強みを用いて、ウイルス感染等の研究に適した血液細胞を製造することに成功しました。今回提供を開始した「iMylc細胞」を活用することで、均一な細胞を安定的かつ多量に研究に供することが可能になるため、基礎研究のみならず、創薬・ワクチンの研究開発にとっても貴重な研究材料になります。デング熱をはじめとした感染症のみならず、免疫系疾患に対する新たな研究手法としての活用が期待されています。

詳細は以下のURLをご参照ください。
https://www.micantechnologies.com/about-us-1



・マイキャン・テクノロジーズの概要
会社設立   201677
事業内容   再生医療技術を用いて作製した研究用の血球様細胞製品の開発、販売
所在地    京都市西京区御陵大原1-36 京大桂ベンチャープラザ
代表取締役  宮﨑 和雄(みやざき かずお)
URL      https://www.micantechnologies.com/