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クリムゾンテクノロジー株式会社への投資を実行しました

作成者: ouvc_official|2019.3.20

クリムゾンテクノロジー株式会社へ投資を実行

 大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社(以下「OUVC」)(本社:大阪府吹田市、代表取締役社長:神保敏明)を無限責任組合員とするOUVC1号投資事業有限責任組合(以下「OUVC1号ファンド」)は、クリムゾンテクノロジー株式会社(以下「クリムゾンテクノロジー」)(本社: 東京都世田谷区、代表取締役:飛河和生)に対し、3月20日付で120百万円の投資を実行しました。

大阪大学沼尾教授の研究成果を応用したブレインメロディ事業

 クリムゾンテクノロジーは音楽配信事業のサービスプラットフォームの開発、提供を手掛ける会社です。 これに、大阪大学産業科学研究所の沼尾正行教授が手掛けている機械学習を用いた自動楽曲生成技術を応用し、新たに「ブレインメロディ」事業を開始します。
 ブレインメロディ事業は、接触型(ウェアラブルデバイス)、もしくは非接触型の生体信号測定センサーで取得した生体信号をクラウドで感情分析/推定することで、利用者のメンタル状態を検知します。

 

利用者のメンタル状態に適した楽曲を自動生成

このデータに基づいて沼尾教授が研究開発した機械学習の技術を用いて自動生成された楽曲を聴くことで、利用者はメンタル状態を活性化、または鎮静化させることができます。常時変化する生体信号に合わせて楽曲が自動生成されるため、常に利用者のメンタル状態に適した楽曲を聴くことができます。
 この技術を用いて、クリムゾンテクノロジーは「車内空間向けドライバーケアサービス」「個人空間向けパーソナルケアサービス」「施設向け快適空間音サービス」 の3サービスを展開します。このサービスを利用することにより、運転時における利用者の眠気・イライラの抑制や、個人空間における作業・運動時の集中力向上やリラックス効果が期待されます。
 楽曲を通じてさまざまな場所でサービスが利用可能であること、生体信号を用いてより個々の状態に合わせたサービスを提供することで利用者のQOLの向上が期待できることから、OUVCが同社へ投資する社会的意義は大きいと判断しました。
 クリムゾンテクノロジーは今回の投資で調達した資金をもとに、アプリケーションの開発及び各サービスを促進させていきます。

・クリムゾンテクノロジーの概要
会社設立   2002年2月22日
事業内容   音楽配信事業のサービスプラットフォームの開発、提供
所在地    東京都世田谷区
代表取締役  飛河 和生(ひかわ かずお)
URL     https://crimsontech.jp/

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