「MyImmune Corporation」への投資を実行しました
「MyImmune Corporation」への新規投資を実行
大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社(以下「OUVC」)(本社:大阪府吹田市、代表取締役社長:清水速水)を無限責任組合員とするOUVC2号投資事業有限責任組合(以下「OUVC2号ファンド」)は、MyImmune Corporation(本社:アメリカデラウェア州、代表取締役CEO:Florian Hauer、以下「MyImmune」)に対し、10月21日付で投資を実行しました。
AIを活用した疾患の早期診断サービスの開発
MyImmuneは大阪大学微生物病研究所のDaron Standley教授の研究成果を基に、起業家のFlorian Hauer 氏、AI開発の専門家であるAyan Sengupta らのチームにより、2024年に設立された早期疾患診断プラットフォームを開発する大阪大学発スタートアップ企業です。既存の疾患診断サービスは、がんにおいては診断の精度が低く、非がんにおいては低侵襲な診断技術が存在しない疾患があることが課題ですが、当社は高精度かつ低侵襲な診断サービスの開発を目指しております。独自のAIアルゴリズムで免疫細胞上の受容体の集まりを解析することで、従来法よりも信頼性を向上させ検出疾患の拡大の実現が可能となります。特許取得済みのAIアルゴリズムを用いて免疫反応を分析し、がん、自己免疫疾患、感染病等を少量の血液サンプルから検出する技術プラットフォームを開発しており、抗体開発、ワクチン標的の同定、個別化免疫療法の開発等への貢献も期待されています。
今回の資金調達により臨床試験データを用いた診断プラットフォーム開発を行う
MyImmuneは、大阪大学での研究をもとに開発を進め、病院や検査機関でのクラウドSaaSと直接受託のビジネスを目指します。今回の資金調達により、MyImmuneはAIを活用した診断プラットフォームの開発を加速させ、臨床データを活用することで、早期かつ正確な疾患診断を可能にするだけでなく、レパトア解析技術による治療法開発の推進への貢献も目指します。
MyImmuneの概要
会社設立 | 2024年6月 |
事業内容 | 血液検査による疾患診断サービス用分析SaaSの開発および提供 |
所在地 | アメリカ デラウェア州 |
代表取締役CEO | Florian Hauer |
URL | https://myimmune.ai |
OUVC2号ファンドの概要
ファンド名称 | OUVC2号投資事業有限責任組合(OUVC2号ファンド) |
ファンド規模 | 106.5億円 |
運用期間 | 2021年1月1日~2032年12月31日(最大3年の延長可) |
投資対象 | 大阪大学並びに他の国立大学の研究成果を活用したベンチャー企業 |
有限責任組合員 | 大阪大学、国内金融機関・事業会社 |
無限責任組合員 | 大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社 |