「株式会社エスケーファイン」への追加投資を実行しました
「株式会社エスケーファイン」への追加投資を実行
大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社(以下「OUVC」)(本社:大阪府吹田市、代表取締役社長:清水速水)を無限責任組合員とするOUVC1号投資事業有限責任組合(以下「OUVC1号ファンド」)は、株式会社エスケーファイン(以下「エスケーファイン」)(本社:滋賀県草津市、代表取締役社長:椹木秀志)に対し、5月31日付で50百万円の追加投資を実行しました。
OUVC1号ファンドは、エスケーファインに対して2018年11月のシードラウンドで78百万円、2021年4月に100百万円投資を実行しております。今回セラミック用3Dプリンターの販売におけるマイルストンが達成されたことから3回目の投資実行となります。
写真化学と大阪大学の共同研究成果を活用し、3Dセラミック用プリンターを開発
エスケーファインは、株式会社写真化学(以下「写真化学」)(本社:京都府京都市、代表取締役社長:西村仁志)と大阪大学接合科学研究所・桐原教授との共同研究成果を基に2018年に設立されたオープンイノベーション型のベンチャー企業です。上記研
究成果はセラミックを造形材料に用いた3Dプリンターに関するもので、本研究成果を対象に写真化学と大阪大学が共同出願した特許をエスケーファインが活用して、3Dプリンターの企画・販売、セラミック3Dプリンター用材料の販売、受託部品の製造、受託開発・検証を展開しています。
従来、立体的なモデルをもとにして物体を形成する3Dプリンターは樹脂材料や金属材料などの素材を中心に実用化が進んでいましたが、セラミックスは粒度設計や粉体の分散等、技術的な課題が多く、実用化が難しい分野でした。エスケーファインでは、阪大の要素技術に加え、独自の精密描画技術・材料処方技術・混合技術を活用して技術的な課題を克服することに成功し、国内ではいち早く3Dセラミック用プリンターを市場にリリースしています。世界最高性能のセラミック造形3Dプリンター技術を有し、競合他社と比較して、高強度で高精細な造形品が得られることやお客様の材料を使用した造形が可能であることが同社最大の特徴です。
【エスケーファインのビジネスモデル】
(出典:エスケーファインHP)
投資資金により、性能向上に向けた取り組みを加速
市場からの強いニーズが確認できており、エスケーファインでは装置の更なる性能向上進めていきます。OUVCからは引き続き取締役を派遣する事により、ハンズオンで支援を実施してまいります。エスケーファインでは、3Dセラミック用プリンターの販売以外にも、3Dセラミック造形部品の製造販売や受託開発、ニーズに沿った試作研究なども対応可能です。ご関心をお持ちの企業様がいらっしゃいましたら、エスケーファインもしくはOUVCまでお問い合わせください。
エスケーファインの概要
会社設立 | 2018年10月 |
事業内容 | セラミック造形部品の製造販売、3Dセラミック用プリンター(3D光造形装置)の販売、委託開発・共同開発所在地 |
所在地 | 滋賀県草津市野路東7丁目2番10号 |
代表取締役社長 | 椹木 秀志 |
URL | https://sk-fine.co.jp/index.php |