OUVC1号ファンドの投資先であるクリングルファーマ株式会社(本社:大阪府茨木市、代表取締役社長:安達喜一、以下「クリングルファーマ」)が、丸石製薬株式会社(本社:大阪市鶴見区、代表取締役社長執行役員:井上勝人、以下「丸石製薬」)と資本業務提携しました。
クリングルファーマは、大阪大学の中村敏一名誉教授らによって発見されたHGF(肝細胞増殖因子)という生体内の再生修復因子を活用し、医薬品の開発を進めている大阪大学発の創薬ベンチャーです。
現在は、重度の脊髄損傷急性期患者を対象としたHGFタンパク質性製剤(「KP-100IT」)の開発を中心に進めており、本製品は第Ⅰ/Ⅱ相試験を終了し、安全性と有効性を示唆する結果を得た事から、第Ⅲ相試験を実施しています。脊髄損傷治療では、受傷直後の損傷範囲拡大を抑えることがその後の機能回復に極めて重要と考えられており、本製品は全国の救急病院に搬送される脊髄損傷受傷直後の患者に対して処方する医薬品として開発を進めています。
今回、丸石製薬を引受先とする第三者割当増資を実施するとともに、同社と「KP-100IT」に関して日本国内での独占的販売許諾契約を締結しました。周術期医療領域・感染対策領域のスペシャリティファーマであり、国内救急病院の大半をカバーする営業体制を有している丸石製薬との連携により、本製品の市場価値向上を目指しています。
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クリングルファーマの概要