OUVC1号ファンドの投資先であるクリングルファーマ株式会社(本社:大阪府茨木市、代表取締役社長:安達喜一、以下「クリングルファーマ」)が、脊髄損傷急性期患者を対象にした「組換えヒトHGFタンパク質製剤(KP-100IT)」(※1)の有効性を検証する第Ⅲ相試験を開始しました。
クリングルファーマは、脊髄損傷急性期・ALS・急性腎障害・声帯瘢痕などの難治性疾患を対象として「組換えヒトHGFタンパク質製剤」の臨床開発を進めている大阪大学発の創薬ベンチャーです。
脊髄損傷治療では、受傷直後(急性期)の損傷範囲拡大を抑えることがその後の機能回復に極めて重要と考えられており、同社が開発を進めているKP-100ITは急性期から投与が可能という特徴を有しています。同製剤については、既に第I/II相臨床試験にて安全性を確認し、有効性を示唆する結果が得られています。2019年9月には厚生労働省より希少疾患用医薬品(オーファンドラッグ)に指定されました。
今回の第III相試験については、2020年6月9日付で独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)に治験計画届書を提出しており、複数の医療機関で実施される予定です。第III相試験を経て、今後国内での早期の薬事承認取得を目指しています。
※1 HGF(肝細胞増殖因子)…大阪大学の中村敏一名誉教授らによって日本で発見された生体内の再生修復因子。肝細胞を増殖させる以外にも、様々な組織や臓器の再生修復を担っている。
詳細はこちらをご参照ください。
クリングルファーマの概要