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阪大発ベンチャー「C4U株式会社」への投資を実行いたしました

阪大発ベンチャー「C4U株式会社」への投資を実行

大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社(以下「OUVC」)(本社:大阪府吹田市、代表取締役社長:神保敏明)を無限責任組合員とする、OUVC1号投資事業有限責任組合(以下「OUVC1号ファンド」)は、8月21日付で、C4U株式会社(以下「C4U」)(本社: 大阪府豊中市、代表取締役:柿沼太一)に対し、8,500万円の投資を実行いたしました。
C4Uは調達した資金で新規ゲノム編集技術に関する研究開発を加速させるとともに、人員体制の強化を行なう予定です。

大阪大学真下准教授らの研究成果ゲノム編集技術を事業化

は大阪大学大学院医学系研究科 真下知士准教授(同附属共同研ゲノム編集センター長兼任)、大阪大学微生物病研究所 竹田潤二招へい教授らの研究成果を基に、2018年3月に設立されたバイオベンチャーです。上記研究成果は新規ゲノム編集技術に関連するものであり大阪大学が出願人となって国際特許を出願しています。C4Uは本特許を活用することによって競争優位性の高い事業展開を行います。

今回の投資資金によりゲノム編集技術の研究開発を促進

では新規ゲノム編集技術に関する研究開発を行い、本技術を医療、農業、林業、畜産、水産などの幅広い分野に応用することで様々な社会課題を解決することに貢献いたします。
C4Uが特に注力する医療分野では、創薬支援事業を行うプラットフォーマーを目指し、国内外の製薬企業とアライアンスを締結した上で、様々な難治性疾患に対する新規遺伝子治療法の開発を行ないます。

が本事業で活用するコア技術は、CRISPR/Cas3を用いたゲノム編集技術になります。細菌由来のCascadeとCRISPR/Cas3を、ガイド役のcrRNAと一緒に細胞に導入することで遺伝子編集を行なうことが可能となる技術です。
ゲノム編集技術に関しては、海外発のCRISPR/Cas9が市場を席捲しています。本技術はこれに対抗し得る国産のゲノム編集技術です。C4Uが活用するコア技術はCRISPR/Cas9とは独立した技術であり、CRISPR/Cas9と比較して同等以上の性能発現が期待されること等から、OUVCが投資を行う社会的意義は大きいものと判断いたしました。なお、OUVCは取締役を派遣し、ハンズオン支援を行ないます。

・C4Uの概要
会社設立            2018315
事業内容             ゲノム編集技術に係わる研究開発事業
所在地                大阪府豊中市
代表取締役        柿沼 太一(かきぬま たいち)
URL                    http://www.crispr4u.jp/

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